こんな薬を飲み始めました
・炭酸リチウム200
躁状態治療薬。気持ちの高ぶりを抑える薬。 (朝夕1錠ずつ)
・スルピリド錠50mg
抗うつ剤。精神安定剤。不安や緊張等を和らげる薬。気持ちを楽にし、意欲を高める薬。 (朝夕1錠ずつ)
脳内のドーパミンに影響するようです。
・クロチアゼパム錠5mg
精神安定剤。不安や緊張を和らげたり、気分を落ち着かせる薬。 (朝夕1錠ずつ)
ベンゾジアゼピン受容体に作用するらしい。
飲みはじめてからの経過
初日
とにかく眠い!たっぷり9時間寝たというのに、まるで夜明けまで読書してしまって寝不足の時のような動悸がする感じ。薬の説明書きには運転は控えるように記載されていましたが、山間部にマイカー通勤なので運転は必須。運転中は眠くて眠くて…ということはありませんでした。
この日は「自分のまわりになんだが半透明のベールがかかっているみたい」な印象でした。
ドキドキしながら出勤。
「怖い人達」がいつものように他の人の悪口を言っているのが聞こえました。いつもなら「どうしようあんなこと言ってる。何か伝えるべきかな。でも怖い。私もきっと悪口言われてる」と思っていたところです。それがこの日は「また言ってる」と思ったんです。これはびっくり!
周囲から「そういう人達は放っておいたらいい。勝手に言うときって思ってたらいいねん!」と周囲からどんなに言い聞かされても、とてもそんな風に思えなかったのに。
お薬すごい!
でも同時に、可愛い可愛い我が子達と自分の間にも半透明のベールがかかっているようでした。子供達の話を聞いてもいつものように心が動かず、「ふーん」と思うだけだったのです。これは悲しかったです。
2日目以降
相変わらず眠く、勤務中でもあくびばっかりしているので、左の顎関節が痛くなりました。あくび後に口を閉じる途中にバキィッ!!というすごい音がします。
「半透明のベール」は持続していて、周りからの刺激に対して鈍感になりました。
「これが鈍感力か!」とちょっと感動しました。
いい意味での鈍感力ならよいのですが、鈍感→他人事→投げやりな思考にもなりがちでした。
関西でいうとのこころの「知らんがな」です。
薬の影響か、はたまた管理職をやめる!と伝えた心理的な影響か…
1週間経過
主人から「前は黒い怖いオーラみたいなのが出てる感じやったけど、薬飲み始めてからかな?全然違う。前はもっとイライラしてた」と言われました。
ベール=鈍感効果で、仕事においては楽になったけど、家庭においてはデメリットの方が大きいかと思っていましたので、驚きました。私は一旦怒り出すと止まらなくなっていたのが、確かにそこまでひどくなくなっていました。
それと同時に、静かに見守っていてくれたことに対して感謝のような気持ちが芽生えました。
この自覚をきっかけに、家庭内でのイライラがさらにおさまっていきました。
仕事中も、トイレにこもって泣くようなことは減り、以前より普通に働けていたと思います。
ただ「ズーン」とする感じ、怖いな、嫌だな、という感じは続いていました。
久しぶりに顔を合わせた人に「やせた?」「目の感じが違う」と言われることが増えました。
この1年で3kgほどやせましたが、1年で3kgならゆるやかなダイエット並み。
でも「きれいになったね」ではなく「大丈夫?」と聞かれるので、しんどそうな顔でもしているのかちょっと心配です。
仕事をセーブ
休職せずにすむように、仕事を少しセーブしようと考えました。
具体的には毎週1日ずつ有休をとって、週4日働くイメージです。
出勤しなくていい日が増えて気分は楽になりました。しかし週5日分の仕事を週4日に振り分けたので、結局自分にしわ寄せがきてしまい、体力的にはかえってきつくなってしまいました。
職場の上司とごく身近な人達には、内服を始めたことを伝えました。皆優しい言葉をかけてくれますが、皆忙しいので、なかなか私の分の仕事もよろしく、とは言いだせません。
役職返上についての返答もまだありません。内服を続けたら楽になっていくのかな?今後の働き方について悩む日々でした。
ぼ、母乳が出た!?
この見出しを読んで驚かれた方、突然すみません。
お風呂で「おっぱいってどこから出るの?穴があるの?」と小1娘が尋ねてきたので、「あるんだよー」と乳頭を触ってみせたところ、な、なんと母乳が出た・・・!??
びっくりしたのなんのって。
申し上げておりませんでしたが、私どんぐりの性別は女性です。
妊娠中でも産後でもありません。娘の卒乳以来ですから、なんと懐かしい感覚でしょう。
無邪気に「出た~!」と喜ぶ娘、出るはずのない母乳に混乱する私。
乳がんではないものの、気になる所見があるということで年に一度は乳がん検診(マンモグラフィー含む)を受けるようお医者様に言われている私。乳頭分泌物!?まさかガン!?
慌てて調べましたところ…
胃薬、胃潰瘍、精神安定剤、抗うつ剤、ピルなどの薬が原因となり、母乳が分泌されるケースがあります。薬のせいで母乳が出る可能性があるなんて、びっくりしてしまいますよね。また、これは女性に限らず、男性でも起こるケースがあるようです。
妊娠していないのに母乳が出ることがある?高プロラクチン血症とは?妊娠以外で母乳がでる4つの原因と対処法【産婦人科医監修】 | ままのて (mamanoko.jp)
なんと~!こんな副作用もあるんですね。驚きです。
スルピリド錠の副作用かもしれません。
注意すべき副作用
筋強剛 、 嚥下困難 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 Al−P上昇 、 ジスキネジア 、 浮腫 、 月経異常 、 乳汁分泌 、 女性化乳房
スルピリド錠50mg「アメル」の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典 (nikkeibp.co.jp)
なんか胸も張って痛いような?たくさん分泌されたら乳腺炎とかになるのかな?
気にはなりますがしばらくは様子見です。
来月乳がん検診に行くので、続いていたらそこでも相談してみようと思います。
その他の副作用
この時点での副作用は、眠気、乳汁分泌、ちょっと頭痛。
あとこれは眠いせいなのかな?バランスを崩すことが増えました。しゃがんでいたら後ろにゴロン。ロッカーで更衣中によろめく。四十路なので普段からふらふらしてますけど、ゴロンと尻もちをつくことが増えて苦笑です。
長くなりました。ここまでお読みいだたきありがとうございます。
また次回。
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